最新ニュース 2012.3.15 事務所の移転について

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  まつい司法書士事務所

  司法書士 松井康之

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  E-mail info@minori.jp

■ 開業時間

  月~金9:00~18:00

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2009.04.09
起業と借金(7)

 前回の続きです。

 甲さんは、堅調に事業を進め、手元資金も300万円ほど確保するに至りました。甲さんは、毎月利益が増えていくのが楽しみでたまりません。奥さんがパソコンで付けている帳簿を見るのが楽しみです。

 あるとき、パソコン故障し、40万円程度の新品を導入することになりました。商品も納入され、代金の支払も済ませました。甲さんは、「今月は儲けが40万円減った」と思って、いつものように帳簿を見ました。

 ところが、利益は減っていなかったのです。

 

 これは、帳簿上「現金40万円」という資産が「器具備品(パソコン)」という資産に振り替えられただけで、経費とならなかったからです。

 例えば、営業に必要な電話料金(経費)を支払えば、その分、利益が減少します。5万円の売上が計上されても、同時に2万円の経費が計上されれば、利益は3万円となります。ところが、パソコンのように資産価値のある物品を営業用に購入した場合、その資産の経費化は、「減価償却」という方法で、法律で定められた耐用年数に従い、数年に渡って経費化することになります。

 したがって、甲さんの場合、流動資産である現金は減少したけれども、固定資産たる器具備品が対当額増加したため、利益に影響を及ぼさなかったのです。

 

 甲さんは、損益計算書はよく見ていましたが、貸借対照表はまったく関心がありませんでした。損益計算書は割合単純で、売上高から売上原価と販売管理費を差し引いたものが儲けであるということは、単純な足し算引き算のためよく理解できたためです。甲さんの奥さんも、会計ソフトの手引き書に従って、入力しているだけだったので甲さん同様、貸借対照表には興味がありませんでした。

 

 甲さんの脳裏に、この出来事は次のようにインプットされました。「そうか、固定資産を購入しても、利益は減らないんだ。なんてすばらしいことだ。」

 翌月、甲さんは、前々から欲しかった自動車を現金300万円で購入しました。当然、損益計算書上の利益は減少しなかったため、甲さんはご満悦でした。

 

 ところが翌月、大変なこと起きてしましました。

 

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